アセットマネジメントシステム(ISO 55001)

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JACOアセットマネジメントフォーラムのご案内

JACOアセットマネジメントフォーラム2018 〜アセットマネジメントとアセットマネジメントシステムの最新動向と認証のベストプラクティス〜 9月10日(月) 参加費無料

株式会社日本環境認証機構(JACO)は2018年9月10日(月)、トラストシティ カンファレンス・丸の内にて「JACOアセットマネジメントフォーラム2018」を開催しました。多数のご参加をいただき誠に有難うございました。

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ISO 55001の概要

ISO 55001は、現場レベルでのPDCAに加えて、組織全体の目標から資産(社会インフラ:エネルギー、水、交通、通信など、及びファシリティ:住宅、建物、学校、病院、市役所、プラントなど)管理の目標・計画・実施からその評価・改善に至る組織全体のPDCAサイクル、及びそのサイクルを上手に回転させるための支援の仕組みを含めたシステム全体をまとめた国際規格です。
ISO 55001認証の取得メリットを次に示します。
➢ 資産管理の効率化・高度化
➢ 資産管理に関する説明責任の強化
➢ 社会インフラの海外輸出の促進
ISO 55001にでてくる代表的な用語について説明します。
用語の定義は、ISO 55000より抜粋しています。

  • アセット:組織にとって潜在的にあるいは実際に価値を有するもの(価値は有形/無形のもの、金銭的/非金銭的なものがある。)
    アセットの主な例を表1に示します。

  • 表1.アセットの例

    上下水

    エネルギー

    道路


    鉄道

    ファシリティ

    プラント

    ダム
  • アセットマネジメント方針:組織目的、組織目標に沿ったアセットマネジメント分野での方針
  • アセットマネジメント目標:アセットマネジメント方針に沿った具体的なアセットマネジメント分野での目標
  • アセットマネジメント計画:アセットマネジメント目標を達成するための、施設の管理、設置、改築などの活動や資源の計画

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ISO 55001の構成

ISO 55001の構成

ISO 55001の構成を表2及び図1に示します。

表2.ISO 55001の箇条とPDCAの構成

PDCAアセットマネジメントシステムの運用手順規格の箇条番号
Plan組織ビジョンの確認4.1、4.2
アセットマネジメント方針の策定5.2
アセットマネジメントシステム構築のための組織整備5.1、5.3
アセットマネジメントシステムの構築4.3、4.4、6.1、6.2.1、4.1
アセットマネジメント計画の策定6.2.2、7.5、8.3
支援要素整備7.1、7.2、7.3、7.4、4.2、7.6、7.6.1、7.6.2、7.6.3
Doアセットマネジメント計画の実施8.1、8.2
Checkパフォーマンス評価(プロセス)9.1
パフォーマンス評価(マネジメント)9.2、9.2.1、9.2.2、9.3
Action改善10、10.1、10.2、10.3

図1.ISO 55001におけるマネジメントシステムの構造

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ISO 55001の普及状況(2018年10月12日現在)

JACO(株式会社 日本環境認証機構)でISO 55001認証を取得された組織の一覧を「ISO 55001登録組織の検索」ページに示します。
また、各組織への登録証授与式の様子を図2に示します。

図2−1.登録証授与式(左:仙台市、右:水ing)
図2−2.登録証授与式(左:愛知県/愛知水と緑の公社、右:日水コン)
図2−3.登録証授与式(左:ガイアートT・K(現 ガイアート))
図2−4.登録証授与式(左:積水化学工業、右:パシフィックコンサルタンツ)
図2−5.登録証授与式(左:日本水工設計、右:管清工業)
図2−6.登録証授与式(左:西原環境、右:NJS)
図2−7.登録証授与式(左:工営エナジー、右:アスコ(現 アスコ大東))
図2−8.登録証授与式(左:水資源機構、右:エステム)
図2−9.登録証授与式(左:東京設計事務所、右:NIPPO)
図2−10.登録証授与式(左:藤野興業、右:神鋼環境ソリューション)
図2−11.登録証授与式(左:アジア航測、右:フソウ)
図2−12.登録証授与式(左:扶桑建設工業、右:新日本コンサルタント)
図2−13.登録証授与式(左:ユーエヌコンサルタント、右:石垣メンテナンス)
図2−14.登録証授与式(左:明電ファシリティサービス)

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JACO審査の認証範囲

ISO 55001認定状況(JAB)

JAB分類番号分野JAB
1一次産業
2製造業
5運輸
6一般公共インフラ
7ユーティリティ
8施設
9情報技術、金融、電気通信
10防衛
○既認定範囲

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今後の展開

認証取得アセット分野の拡大
日本の現在のISO 55001認証取得状況は、上水道・下水道・道路分野に限定されているが、今後は海外と同様に社会インフラ全般(橋梁・港湾・鉄道・空港など)及びファシリティ分野に拡大していくと考えています。

JACOの取り組み
人材育成
効果的なAMSを構築、運用するためには、審査員、コンサルタント、そして自治体や企業で実際にAMSに携わる人材の育成が必要です。そこで、JACOでは以下の研修コースを開発しました。
 @ アセットマネジメントシステム規格解説コース1日
 A アセットマネジメントシステム内部監査員養成コース2日
 B アセットマネジメントシステム審査員/主任審査員トレーニングコース5日
上記のBの審査員/主任審査員トレーニングコースは、世界的なMS審査員登録組織であるIRCA(International Register of Certificated Auditors)ジャパンと協力して、審査員の研修コースのプログラムを開発し、IRCA JAPAN承認コースとなっています。
http://www.jaco.co.jp/cgi-bin/seminar/semilist.cgi?s=13

海外展開
 弊社はアセットマネジメントシステムISO 55001認証審査活動において、トルコ共和国の国営適合性評価会社であるInternational Conformity Assessment Service Inc.(ICAS)と協力関係を結ぶ覚書を2016年7月4日に締結しました。
 ICASはトルコ規格協会(TSE)と科学技術産業省がトルコの認定/認証を世界的レベルに育てることを目的として2014年12月に設立した国営会社で、これから世界的に普及して行くアセットマネジメントシステムの認証審査において世界のリーディングカンパニーとの提携を検討した結果弊社が選ばれ、今回の覚書の締結となったものです。
 弊社は2016年7月現在、ISO 55001で国内において16組織の認定付き認証を行っており、かつ国内で唯一JABの認定を受けています。ISO 55001で認定を受けている機関は世界でも9組織ほどしかありませんが、その中でも弊社が認証件数でトップクラスであることが評価されたものです。今回調印のために来日したICASの責任者であるDr. Veysel TURKE氏によるとトルコは大変な親日国で、日本の企業も多く進出しており、日本のブランドが高く評価されていることも、ヨーロッパの大手認証機関を差し置いて弊社がパートナーとして選ばれた要因とのことでした。
 弊社は今後ICASと協力し、ISO 55001認証をまずはトルコ国内に普及して行き、その後、範囲を周辺国にも広げて行きます。


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