自動車の機能安全(ISO26262)

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システム安全のアシュアランス

 システムの制御にコンピュータが導入されたため、システムの安全性を保証するためには、ハードウェアの信頼性だけではなく、ソフトウェアを含むシステム全体の安全性を考える必要があります。また、システムの開発、運用、廃棄までの全ライフサイクルを通じて安全へのリスクを軽減する必要があります。

 鉄道や飛行機、産業プラント、原子力プラント、病院の医療機器などコンピュータはさまざまな施設や製品などに組み込まれています。このため、1990年代に欧州を中心にIEC 61508という安全規格が作られ、電気(electric)・電子(electronic)・プログラマブル電子(programable electronic)(以下、E/E/PE)の安全に関して要求事項が定められています。E/E/PEの機能または故障・障害によって人命に大きな影響を与えるものなどを対象としています。この規格をベースに鉄道や飛行機、産業プラント、原子力プラント、病院の医療機器などへの派生規格も作られています。

 特に、最近は自動車も電子化され、ますますシステム化されています。走る、曲がる、止まるという自動車の基本機能には全て電子制御が組み込まれるようになりました。また、ハイブリッド自動車、電気自動車などますます電子化が進むことが見込まれています。このため、自動車向けの安全規格ISO 26262が2011年に発行され、自動車メーカーと自動車メーカーへの電気・電子制御分野のサプライヤはこの規格への対応が急務となっています(自動車の機能安全規格ISO 26262関連サービス参照)。

 また、近い将来は社会インフラである送配電を含めたエネルギー供給システムもスマートグリッド化され、基本的なエネルギー受給機能に電子制御が導入されるばかりか、電力を含めたエネルギー料金の請求など個人情報などの情報も取り扱われるようになります。また、電気自動車も蓄電システムとしてスマートグリッドの中に組み込まれます。このため、システム安全には火災、感電などの安全性だけでなく、スマートグリッド化されたエネルギー供給網へのサイバーアタックなどの情報セキュリティ視点の安全も必要になります。

 このように、システムの安全性は個人に身近な領域にも入り込み、個人情報保護などの情報セキュリティ分野も密接に関係してきます。このため、JACOはシステム安全に対して、現在保有している環境、品質、情報セキュリティ、労働安全衛生などの審査技術を土台にしてトータルな貢献をしてゆきたいと考えています。

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自動車の機能安全規格 ISO 26262関連サービス

ISO 26262のインパクト

 自動車における機能安全規格ISO 26262は、電子系ハードウェアの故障検出やソフトウェアの開発プロセスなどの要求事項を定めています。
 自動車産業のビジネス体系は、メーカー1社にとどまらず、部品メーカーなどのサプライチェーンの裾野が広い特徴があります。その全てに、安全に関わる部分に関してISO 26262の要求事項が必要になってきます。欧州は2000年あたりから少しずつ準備してきていますが、日本ではまだ十分対応しきれていないのが実態です。

機能安全と本質安全

 対応しきれていない背景には「安全」への意識の差があります。日本のメーカーは部品の品質を改善することで危険が起きないという認識でした。これは本質的な原因を除去しようという「本質安全」の考え方です。
 「機能安全」とは、システム全体を対象として危険を許容可能なレベルまで低減させる、すなわち許容可能な安全水準を達成するというアプローチです。

認証機関としての貢献

 自動車業界の新商品開発においては、分散開発が主流となっています。各社が自動車メーカーに対して自社の説明責任を果たすには、適切な知識の習得と、第三者による評価が重要になってきます。この分野で認証機関として企業の貢献したいと考えています。

  • 規格の意図を理解したサービス
  • プロセスの構築・改善を含む総合力向上
  • 社内情報セキュリティマネジメントシステムによる徹底したお客様の機密情報の保護

JACO/DNV GLのメリット

 JACOはグローバルに実績のあるDNV GLのパートナーとしてDNV GLと連携して、次のメリットがあるサービスを提供しています。

  • DNV GLのTS 16949における世界一の実績と知名度、国際的なネットワークを活かした機能安全の分野への取り組み
  • これまでDNV GLが培ってきた製品評価並びに認証評価ビジネスの経験の活用。
  • 日本人エキスパートによるサービスの提供。

アセスメント/認証までの一般的なフェーズ

アセスメント/認証までの一般的なフェーズ

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