ISO 14001/ISO 9001規格改正について

2015.9.28

ISO 14001/ISO9001規格改訂

ISO14001(環境マネジメントシステム)が2015年9月15日に、ISO 9001(品質マネジメントシステム)が同じく2015年9月15日に改訂・発行されました。
規格改訂の目的を図示すると下記の通りとなり、各々のマネジメントシステムの要求事項を組織の事業プロセスに統合することにより、経営ツールとしてより使いやすくなるよう目指しています。


ISO 規格改訂による主な変化

@ISO14001:2015
・戦略的環境マネジメントを促す−マネジメントシステムの要求事項を組織の事業プロセスに統合する−
・トップのリーダーシップに関する責任の導入
・環境の保護に対するコミットメントに、汚染の予防に加え持続可能な資源の利用、気候変動、生物多様性などへの対応拡大
・EMSによる管理と影響の範囲をライフサイクル全体に拡大
・環境コミュニケーション戦略の確立と実施
・システムの継続的改善から、パフォーマンスの継続的改善へのシフト
・各々のマネジメントシステムの共通要求事項を統合する
・IT技術革新を反映 した「文書化した情報」の概念導入
AISO9001:2015
・リスクに基づく考え方の導入
・文書化要求があまり強調されなくなる
・サービス業への適用を配慮
・組織の状況に基づいたQMS、事業計画の立案
・トップマネジメントに対するリーダーシップの強化
・顧客満足度を改善するため、期待される成果を達成することを強調
・変更管理の強化

ISO14001/ISO 9001 :2015年改正の構造

今回の改正は、共通のマネジメントシステム要求事項に個別MSの固有要求事項を追加する構造となっています。改正の構造は以下の通りです。


MSS規格要求事項         ( MSS=Management System Standard )
ISO/IEC 専門業務用指針,第1部  統合版ISO補足指針-ISO専用手順 付属書SL

序文
1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
 4.1 組織及びその状況の理解
 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
 4.3 XXXマネジメントシステムの適用
   範囲の決定
 4.4 XXXマネジメントシステム
5 リーダシップ
 5.1 リーダシップ及びコミットメント
 5.2 方針
 5.3 組織の役割、責任及び権限
6 計画
 6.1 リスク及び機会への取り組み
 6.2 XXX目的及びそれを達するための
   計画策定
7 支援
 7.1 資源
 7.2 力量
 7.3 認識
 7.4 コミュニケーション
 7.5 文書化した情報
  7.5.1 一般
  7.5.2 作成及び更新
  7.5.3 文書化した情報の管理
8 運用
 8.1 運用の計画及び管理
9 パフォーマンス評価
 9.1 監視、測定、分析及び評価
 9.2 内部監査
 9.3 マネジメントレビュー
10 改善
 10.1 不適合及び是正処置
 10.2 継続的改善

JACOでの2015年版審査を受審される組織へのサポート

JACOでは審査機関として認証取得組織様の2015年版規格改訂が、スムースに行われ且つ、規格改訂意図を活かし、事業戦略に統合され、より成果を生むシステムとされるためのサポートとして、下記のオプション審査スキームを移行審査に先立ってご提供致します。
(詳しくは、弊社営業にお問い合わせください。)

研修事業部による教育・セミナー等によるサポート

またJACO研修事業部では、下記の2015年版対応セミナーを実施しております。

主なJACO規格改正対策セミナー
<共通>
環境 + 品質マネジメントの統合化の基礎
事業プロセスへの環境・品質マネジメントの組込み方 (出張セミナー対応)
・事業プロセスに着目した環境・品質マネジメント内部監査レベルアップコース(出張セミナー対応)
・ISO14001改正(CD.2)とISO9001改正(CD)の最新動向 (web開講準備中)          
・MSS共通要求事項で求められる文書管理 (開講準備中)

<ISO 14001>
EMSと事業プロセスとの一体化 〜事務局の負担を減らし、部門の目標を達成するために〜
分かりやすく効果的な内部監査の方法1日(EMS)
内部環境監査員熟達コース 〜改正規格に求められる有効性監査に対応〜
バリューチェインの環境マネジメント

<ISO 9001>
QMSの運用改善コース 〜ムリな仕組み、ムダな文書をなくす〜
分かりやすく効果的な内部監査の方法1日(QMS)

☆規格改正セミナースケジュールURL:http://www.jaco.co.jp/seminar/semina.htm#8

↑このページのトップへ