お客様の声(ISO 45001:2018認証取得事例:日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 栃木事業所様)

 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 栃木事業所様(栃木県栃木市)が、「ルームエアコン・圧縮機の開発・設計・製造及び給湯機部品の製造」を登録範囲として2018年9月28日に国際規格ISO 45001:2018(労働安全衛生マネジメントシステム)の認証を取得されました。日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 栃木事業所様は、FDIS 45001:2017の段階からいち早く規格に沿った労働安全衛生マネジメントシステムを構築され、ISO 45001:2018の認証取得まで進められました。

登録証授与式 

(向って左:日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 森本 素生 栃木事業所長様、向って右:JACO 立上 和男 社長)
(日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 栃木事業所 推進 メンバーの皆様)

日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 栃木事業所
 JCMS推進室 藤田 明洋 様

経営者の思い・考え

 ”明るく元気に前向きに”が当事業所の一貫したポリシーです。また、お客様に信頼され喜ばれる製品を提供することが私たちの使命であり、そのためには安全で健康的な職場環境で従業員が安心して働けることがすべての基礎であると思っています。安全への取り組みにはゴールはありません。ISOの枠組みを通して体系的・継続的な努力を行なって行きたいと思います。

認証取得を決断した理由

 長年に亘り事業所独自の取組で安全衛生活動を展開してきましたが、認証取得への取組によってより効果的で透明性・継続性のあるマネジメントシステムの構築が可能だと判断しました。また、当社は、親会社のジョンソンコントロールズ社における製造をグローバルに卓越したレベルに向上する「JCMS」という仕組みの導入を進めており、その一環としてISO 45001の認証取得が必須でした。

労働安全衛生への取組み

 「明るく前向きで、安全・健康な職場づくり」をスローガンに掲げ、昨年8月から取組を開始し、マネジメントシステムの構築に向けたマニュアル制定等の文書類準備、リスクアセスメントの全部門での推進等を実施しました。これらの活動を事業所長をトップとする安全衛生委員会や各種分科会の活動の中で安全衛生事務局が取り纏めるとともに、認証取得に向けて推進エンジン役としてISO事務局を設けて両事務局が協調して活動しました。

認証活動で苦労した点、こだわった点

 ISO 45001自体が新しい規格で参考となる前例も少なかったため、自分たちで試行錯誤しながらシステムやプロセスの構築へ取り組みました。またそのためには関係者、各部門の積極的な支援、協力が必須だったことから従来からの委員会、分科会やその他の会議を利用して議論を重ね、関係者、各部門とのコミュニケーションを重視しました。認証取得が出来たのは経営層の安全意識の高さに加えて関係者が積極的に取り組んでくれたことが大きかったと思います。

認証取得をして良かった点

 従来から安全衛生活動を重視して来ましたが、認証活動により各種取り組みが加速したと思います。例えば、リスクアセスメントの実施件数増加により危険源の顕在化と対策が加速し、災害防止につながったことや、規格要求事項への具体的な対応により法令順守や安全衛生関係の書類管理の質を向上出来たことがあげられます。しかしなによりも良かったのはISO 45001認証取得が工場全体の安全衛生への関心を高めてくれたことです。

今後の期待と進め方

 ISOの枠組みを通してたゆむことなくPDCAを継続していき、安全で健康的な職場環境を維持、向上させていきたいと考えております。特に従来から掲げているゼロ災害達成という理想に向かって各種取組みを進めていきたいと思います。

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