品質マネジメント
品質マネジメントシステムISO 9001は国境を越えた共通の品質基準として全世界で広く普及しています。JACOでは、受審する企業の成長と発展を目指して、経営に役立つ審査、世界に通用する審査、そしてそれぞれの企業に応じたきめ細やかな審査を方針として審査を行ってきました。
対象組織
業種・形態、規模、又は提供する製品及びサービスを問わず、どのような組織にもISO規格を活用し、認証取得していただくことができます。
認証取得の効果
- 顧客満足の向上
- 業務の効率化
- 従業員の役割、責任の明確化
- より均質な製品、サービスの実現により不良率の低減
- 社内各部門間の意思疎通の向上、連帯感の醸成
審査の特徴
JACOでは、ISO 9000sの認証事業をスタートした当初より、受審する企業の成長と発展を目指して、経営に役立つ審査、世界に通用する審査、そしてそれぞれの企業に応じたきめ細やかな審査を方針として審査を行ってきました。
■受審されるお客様にとって有益な審査を追求
お客様の経営層の意図を理解し、その目的に合った適切な審査計画を組み立て、経営状況や文化が異なるそれぞれの企業に対して品質マネジメントシステムの規格を適切に適用してまいります。
■改善の機会を利用したマネジメントシステムのレベルアップに貢献
規格の適合性のみならずマネジメントシステムが経営・事業に貢献しているかの視点で審査をいたします。マネジメントシステムを形骸化させることなく、その有効性を追求いたします。
■品質マネジメントシステム対象業務の専門家であり、総合的なマネジメント能力を持つ審査員集団
JACOの審査員は、自らも品質マネジメントシステム対象業務に長年携わってきており高い専門知識を保有しています。また、管理職としてのマネジメント経験も豊富であり、経営の視点に立ち総合的な判断を行なうことができます。
■他のマネジメントシステムとの統合審査の実施
他のマネジメントシステムとの統合審査を行うことも可能です。内部統制の視点から経営品質の向上にも寄与します。
■お客様との信頼性の構築
JACOの審査チームのリーダはお客様との信頼関係を重んじ、原則3年間(初回審査、更新審査から)は変わりません。継続性のある視点で所見をお客様にご提示して、お客様の経営・事業に貢献いたします。
規格の構成
まえがき
序文
0.1 一般
0.2 品質マネジメントの原則
0.3 プロセスアプローチ
0.4 他のマネジメントシステム規格との関係
1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 品質マネジメン トシステム及びそのプロセス
5 リーダーシップ
5.1 リーダシップ及びコミットメント
5.2 方針
5.3 組織の役割、責任及び権限
6 計画
6.1 リスク及び機会への取組み
6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定
6.3 変更の計画
7 支援
7.1 資源
7.2 力量
7.3 認識
7.4 コミュニケーション
7.5 文書化した情報
8 運用
8.1 運用の計画及び管理
8.2 製品及びサービスの要求事項
8.3 製品及びサービスの設計・開発
8.4 外部から提供されるプロセス、製品及びサービスの管理
8.5 製造及びサービス提供
8.6 製品及びサービスのリリース
8.7 不適合なアウトプットの管理
9 パフォーマンス評価
9.1 監視、測定、分析及び評価
9.2 内部監査
9.3 マネジメントレビュー
10 改善
10.1 一般
10.2 不適合及び是正処置
10.3 マネジメントレビュー
ISO 9001はPlan-Do-Check-Actによる活動により、継続的な改善を目指します。
①Plan
顧客要求事項及び組織の方針に沿った結果を出すために、必要な目標及びプロセスを設定する。
② Do
それらのプロセスを実行する。
③ Check
方針、目標、製品要求事項に照らしてプロセス及び製品を監視し、測定し、その結果を報告する。
④ Act
プロセスの実施状況を継続的に改善するための処置をとる。
認証の取得と維持
認証範囲
ISO 9001認定状況(UKAS&JAB)
2023年1月現在
JAB(EA) 分類番号 | 分野 | UKAS | JAB |
---|---|---|---|
1 | 農業、林業、漁業 | △ | ○ |
2 | 鉱業、採石業 | △ | ○ |
3 | 食料品、飲料、タバコ | △ | ○ |
4 | 織物、繊維製品 | △ | ○ |
5 | 皮革、皮革製品 | △ | ○ |
6 | 木材、木製品 | ○ | ○ |
7 | パルプ、紙、紙製品 | ○ | ○ |
8 | 出版業 | △ | ○ |
9 | 印刷業 | △ | ○ |
10 | コークス及び精製石油製品の製造 | × | × |
11 | 核燃料 | ○ | × |
12 | 化学薬品、化学製品及び繊維 | ○ | ○ |
13 | 医薬品 | × | × |
14 | ゴム製品、プラスチック製品 | ○ | ○ |
15 | 非金属鉱物製品 | △ | ○ |
16 | コンクリート、セメント、石灰、石こう他 | ○ | ○ |
17 | 基礎金属、加工金属製品 | ○ | ○ |
18 | 機械、装置 | △ | ○ |
19 | 電気的及び光学的装置 | ○ | ○ |
20 | 造船業 | × | × |
21 | 航空宇宙産業 | × | × |
22 | その他輸送装置 | ○ | ○ |
23 | 他の分類に属さない製造業 | ○ | ○ |
24 | 再生業 | ○ | ○ |
25 | 電力供給 | × | ○ |
26 | ガス供給 | × | × |
27 | 給水 | △ | ○ |
28 | 建設 | △ | ○ |
29 | 卸売業、小売業、並びに自動車、オートバイ、個人所持品及び家財道具の修理業 | ○ | ○ |
30 | ホテル、レストラン | ○ | ○ |
31 | 輸送、倉庫、通信 | ○ | ○ |
32 | 金融、保険、不動産、賃貸 | ○ | ○ |
33 | 情報技術 | ○ | ○ |
34 | エンジニアリング、研究開発 | ○ | ○ |
35 | その他専門的サービス | ○ | ○ |
36 | 公共行政 | △ | ○ |
37 | 教育 | △ | ○ |
38 | 医療及び社会事業 | △ | ○ |
39 | その他社会的・個人的サービス | △ | △ |
○既認定範囲 △一部認定範囲除外有り ×未認定 (→○)は拡大中