環境マネジメント
あらゆる組織において、地球環境保全への取り組みが最大の項目となっています。
対象組織
規模、業種・形態及び性質を問わず、どのような組織にも適用可能な仕組みとなっています。
認証取得の効果
- 全社的な環境管理体制が構築されます。
- 環境リスクの低減や省エネ化、再資源化や環境に配慮した商品設計など、地球環境保護に貢献できます。
- 改善目標が明確になり、達成意欲が活発になるとともに、職場内のコミュニケーションが活性化します。
- 従業員の環境意識が向上すると共に企業イメージ(企業価値)の向上が図れます。
- ムダやロス削減により業務効率が向上し、経営体質の改善が図れます。
- 法令順守やコンプライアンスが強化できます。
- 緊急事態への対応力が向上します。
審査の特徴
JACOのEMS審査の特徴は、次の通りです。
■新規認証取得企業様にとって有益な審査を追求
お客様の経営層の意図を理解し、その目的に合った適切な審査計画を組み立て、経営状況や文化が異なるそれぞれの企業に対して環境マネジメントシステムの規格を適切に適用してまいります。
■改善の機会を利用したマネジメントシステムのレベルアップに貢献
規格の適合性のみならずマネジメントシステムが経営・事業に貢献しているかの視点で審査をいたします。マネジメントシステムを形骸化させることなく、その有効性を追求いたします。
■環境マネジメントシステム対象業務の専門家であり、総合的なマネジメント能力を持つ審査員集団
JACOの審査員は、自らも環境マネジメントシステム対象業務に長年携わってきており高い専門知識を保有しています。また、管理職としてのマネジメント経験も豊富であり、経営の視点に立ち総合的な判断を行なうことができます。
■他のマネジメントシステムとの統合審査の実施
他のマネジメントシステムとの統合審査を行うことも可能です。内部統制の視点から経営品質も向上させます。
■お客様との信頼性の構築
JACOの審査チームのリーダはお客様との信頼関係を重んじ、原則3年間(初回審査から)は変わりません。継続性のある視点で所見をお客様にご提示して、お客様の経営・事業に貢献いたします。
規格の構成
1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 環境マネジメントシステム
5 リーダーシップ
5.1 リーダシップ及びコミットメント
5.2 環境方針
5.3 組織の役割、責任及び権限
6 計画
6.1 リスク及び機会への取組み
6.2 環境目標及びそれを達成するための計画策定
7 支援
7.1 資源
7.2 力量
7.3 認識
7.4 コミュニケーション
7.5 文書化した情報
8 運用
8.1 運用の計画及び管理
8.2 緊急事態への準備及び対応
9 パフォーマンス評価
9.1 監視、測定、分析及び評価
9.2 内部監査
9.3 マネジメントレビュー
10 改善
10.1 一般
10.2 不適合及び是正処置
10.3 継続的改善
ISO 14001はPlan-Do-Check-Actによる環境マネジメントシステムにより、継続的な改善を目指します。
内部及び外部の課題
組織の状況
利害関係者のニーズ
及び機体
リーダー
シップ
- 計画
- 支援と運用
- 改善
- パフォーマンス
評価
EMSの意図した成果
①Plan
企業の取組みの方向性を示す環境方針を策定する。
環境側面・法的その他の要求事項を考慮して環境目的・目標・実施計画を策定する。
② Do
人的資源、専門的な技能、インフラストラクチャ、技術、資金等を特定し、役割・責任・権限を決める。
著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業を組織で実施する又は組織のために実施するすべての人に力量を持たせる。教育訓練を実施し、環境に対する自覚を持たせる。
内部および外部でのコミュニケーションを行う。
文書類を管理する。
環境方針、目的・目標に整合する著しい環境側面の運用を明確にし、計画する。
緊急事態への準備と対応手順を確立し、実施し、維持する。
③ Check
著しい環境影響をもつ可能性のある運用の鍵となる特性を定常的に監視及び測定する手順を策定する。
法的要求事項及び組織が同意したその他の要求事項を定期的に評価する。
不適合の是正処理、予防処理の手順を確立し、実施し、維持する。
記録の識別、保管、保護、検索、保管期間、廃棄について手順を確立し、実施し、維持する。
内部監査を実施する。
④ Act
環境マネジメントシステムが適切で妥当でかつ有効であることを確実にするためにレビューを行う。
認証の取得と維持
認証範囲
ISO 14001認定状況(UKAS&JAB)
2023年1月現在
JAB(EA) 分類番号 | 分野 | UKAS | JAB |
---|---|---|---|
1 | 農業、林業、漁業 | × | ○ |
2 | 鉱業、採石業 | ○ | △ |
3 | 食料品、飲料、タバコ | ○ | ○ |
4 | 織物、繊維製品 | ○ | ○ |
5 | 皮革、皮革製品 | △ | × |
6 | 木材、木製品 | ○ | ○ |
7 | パルプ、紙、紙製品 | ○ | ○ |
8 | 出版業 | ○ | ○ |
9 | 印刷業 | ○ | ○ |
10 | コークス及び精製石油製品の製造 | ○ | × |
11 | 核燃料 | ○ | ○ |
12 | 化学薬品、化学製品及び繊維 | ○ | ○ |
13 | 医薬品 | ○ | ○ |
14 | ゴム製品、プラスチック製品 | ○ | ○ |
15 | 非金属鉱物製品 | ○ | ○ |
16 | コンクリート、セメント、石灰、石こう他 | ○ | ○ |
17 | 基礎金属、加工金属製品 | ○ | ○ |
18 | 機械、装置 | ○ | ○ |
19 | 電気的及び光学的装置 | ○ | ○ |
20 | 造船業 | × | × |
21 | 航空宇宙産業 | ○ | ○ |
22 | その他輸送装置 | ○ | ○ |
23 | 他の分類に属さない製造業 | △ | ○ |
24 | 再生業 | ○ | ○ |
25 | 電力供給 | △ | ○ |
26 | ガス供給 | × | ○ |
27 | 給水 | ○ | ○ |
28 | 建設 | ○ | ○ |
29 | 卸売業、小売業、並びに自動車、オートバイ、個人所持品及び家財道具の修理業 | ○ | ○ |
30 | ホテル、レストラン | ○ | ○ |
31 | 輸送、倉庫、通信 | △ | ○ |
32 | 金融、保険、不動産、賃貸 | ○ | ○ |
33 | 情報技術 | ○ | ○ |
34 | エンジニアリング、研究開発 | △ | ○ |
35 | その他専門的サービス | ○ | ○ |
36 | 公共行政 | ○ | △ |
37 | 教育 | ○ | ○ |
38 | 医療及び社会事業 | ○ | ○ |
39 | その他社会的・個人的サービス | ○ | △ |